母の「大丈夫」を信じた私が後悔したこと

私自身が高齢の親をもつ、娘さんから実際にお聞きしたお話しです。

※プライバシーから少し、内容を変更している箇所もございます。

ご了承くださいませ。ここから下が本分になります。

「私は大丈夫だから。」

母はいつもそう言っていました。

電話をしても、
「元気よ」
「ちゃんとご飯も食べてる」
「心配しなくていいから」

そう返ってくるので、私はその言葉を信じていました。

仕事も忙しく、自分の家庭のこともある。

実家に頻繁に帰ることはできませんでしたが、

「母はしっかりしているから大丈夫」と思い込んでいたのです。

しかし、その考えはある日の出来事で大きく変わりました。

◾️母の変化

ある日、近所の方から電話がありました。

「お母さん、最近あまり外に出ていないみたいですよ。」

気になって久しぶりに実家へ帰ると、母の様子は以前と明らかに違っていました。

歩くスピードは遅くなり、部屋の中も少し散らかっています。

冷蔵庫を開けると、賞味期限の切れた食品がいくつも入っていました。

さらに驚いたのは、母が数週間前に家の中で転んでいたことです。

「なんで教えてくれなかったの?」

そう聞くと母は笑いながら言いました。

「心配かけたくなかったから。」

その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられました。

母は私に迷惑をかけたくなくて「大丈夫」と言い続けていたのです。

高齢になると、多くの方が子どもに負担をかけたくないと考えます。

足腰が弱くなっても、
物忘れが増えても、
少し痛みがあっても、

「まだ大丈夫。」
「もう少し頑張れる。」

そう自分に言い聞かせながら生活している方が少なくありません。

しかし、その「大丈夫」が続いた結果、気づいた時には転倒や骨折、

寝たきりにつながることもあります。

実際に介護の現場では、「もっと早く気づいていれば」というご家族の声を何度も耳にします。

◾️私自身の後悔

母の言葉を信じることは悪いことではありません。

ですが、「大丈夫」という言葉だけを信じてしまったことが問題でした。

それから私は、母の言葉ではなく「行動」を見るようになりました。

以前より歩く速度は遅くなっていないか。

椅子から立ち上がる時に苦労していないか。

買い物へ行く回数が減っていないか。

家の中を歩くことを避けていないか。

こうした小さな変化は、身体機能の低下を知らせるサインであることが多いのです。

特に足腰の筋力低下は、本人が自覚していない場合も少なくありません。

だからこそ、ご家族の気づきがとても大切になります。

もし親御さんが「大丈夫」と言っていても、その言葉だけで安心しないでください。

本当に大丈夫かどうかは、日々の生活の中に表れています。

そして何より、「まだ元気だから大丈夫」と思える今こそが、

身体づくりを始める最適なタイミングです。

転んでからではなく、転ばないために。

歩けなくなってからではなく、歩ける時間を長くするために。

私は母の「大丈夫」を信じて後悔しました。

だからこそ、この記事を読んでいるあなたには同じ後悔をしてほしくありません。

親の「大丈夫」の裏側には、「迷惑をかけたくない」という優しさが隠れていることがあります。

その優しさに甘えるのではなく、小さな変化に気づき、

今できるサポートを始めることが、

これからの親子の時間を守ることにつながるのではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

千葉県習志野市津田沼のJR津田沼駅徒歩10分以内の場所で、

高齢者専門 個別ジム グラシア パーソナルトレーナー

青木