誰かに治してもらう身体、自分で作る身体

身体に不調を感じた時、多くの方はまず病院へ行きます。

整形外科で診てもらったり、リハビリを受けたり。接骨院や整体で身体をほぐしてもらう方もいるでしょう。

もちろん、それは必要なことです。

痛みが強い時やケガをした時には、専門家の力を借りるべき場面があります。

ですが、長年この仕事をしていて感じることがあります。

それは、年齢とともに起こる身体の変化は、「治してもらう」という考え方だけでは対応できないということです。


例えば、

以前より歩くスピードが遅くなった。

階段が少し億劫になった。

長時間歩くと疲れやすい。

ゴルフや旅行の後に疲れが残る。

こうした変化を感じている方は少なくありません。

しかし、これらは病気やケガとは少し違います。

筋力が落ちる。

体力が落ちる。

バランス能力が落ちる。

身体を支える力が少しずつ低下している状態です。

そして厳しい言い方かもしれませんが、こうした変化は誰かの手で元に戻してもらうことはできません。


どれだけ身体をほぐしてもらっても、脚の筋力を代わりにつけてもらうことはできません。

どれだけ良い施術を受けても、立ち上がる力や歩く力を作ってもらうことはできません。

旅行を楽しむ体力も、転ばないためのバランスも、自分の身体の中にしか作れないからです。

これは当たり前のようでいて、意外と見落とされていることかもしれません。


年齢を重ねると、不調が出た時に「治してもらう」という発想になりやすくなります。

ですが、本当に必要なのは「作る」という視点ではないでしょうか。

歩く力を作る。

立ち上がる力を作る。

疲れにくい身体を作る。

好きなことを続けられる身体を作る。

これらは誰かが与えてくれるものではなく、自分自身が積み重ねていくものです。


実際に当ジムへ通われている方々も、最初から運動が好きだったわけではありません。

「最近疲れやすくなった」

「将来が少し不安になった」

「旅行やゴルフをこれからも楽しみたい」

そんな理由で始められる方がほとんどです。

そして皆さんに共通しているのは、週に一度でも身体を動かす時間を確保していることです。

特別なトレーニングをしているわけではありません。

地道な運動を続けているだけです。

ですが、その積み重ねが数ヶ月後、数年後の身体に大きな差を生みます。


身体は年齢とともに変化します。

それは避けられない事実です。

ただ、その変化をただ受け入れるしかないわけではありません。

実際、筋力は70代でも80代でも向上することが分かっています。

年齢を理由に身体が変わらなくなるわけではないのです。

変わらなくなるのは年齢ではなく、「身体を使う機会」が減ってしまうことなのかもしれません。


私たちはつい、「どこか悪くなったら治してもらおう」と考えます。

もちろんそれも大切です。

しかし、年齢による身体の変化に対しては、それだけでは十分ではありません。

最後に身体を支えてくれるのは、自分自身の筋力であり体力です。

誰かに治してもらう身体。

自分で作る身体。

どちらも大切ですが、年齢を重ねるほど後者の重要性は大きくなっていきます。

5年後も10年後も、自分の足で歩き、好きな場所へ出かけ、やりたいことを楽しむために。

今から少しずつでも、自分の身体を作る時間を持ってみてはいかがでしょうか。

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高齢者専門 個別ジム グラシア