“船に乗るのが怖い”―転倒不安を抱えた父の変化

「ゴールデンウィークに家族で旅行に行ってきました」
「久しぶりに釣りができたんです」
「カヌーにも乗れました」
「足が出て、しっかり立てたんです」

70代後半のお客様が、嬉しそうにお話ししてくださいました。

以前は週に3回も釣りへ行かれるほど、
海や自然が大好きだった方です。

ですが、杖を使うようになってから、
少しずつ外へ出ることが減っていきました。

「船に乗るのが怖くなってしまって…」

視力の低下。
足元の不安。
筋力の低下。
そして、バランスを崩す恐怖。

以前は当たり前にできていたことが、
少しずつ“怖いこと”へ変わっていったそうです。

大好きだった釣りも行かなくなり、
家で過ごす時間が増え、
横になっていることも多くなってきたとのことでした。

そんなお父様の変化に気づいた娘さんが、
当施設を見つけ、ご相談くださいました。

「まだ歩けるから大丈夫」が危険なこともある

ご体験時、
お身体を確認すると、

・股関節周りの硬さ
・片脚で支える筋力低下
・バランスを取る筋肉が使えていない状態

が見られました。

すると、人は無意識に
「転ばないように」
「怖い動きをしないように」

身体を固めるようになります。

その結果、
さらに筋力が落ち、
動けなくなる悪循環へ入ってしまうのです。

今回の方は、
必要な筋肉へ“簡単な刺激”を入れながら、
身体の使い方を少しずつ思い出していただきました。

すると、
ご体験を含めてわずか3回目。

ゴールデンウィークでの
2泊3日の家族旅行に挑戦されました。

もちろん、不安はあったと思います。

それでも、
「家族と一緒に行きたい」
「もう一度、趣味を楽しみたい」

その気持ちが、
身体を前へ進めたのだと思います。

「できない」が「できた」に変わる瞬間

旅行後にいただいた、

「足が出て、しっかり立てたんです」

という言葉。

この一言が、
私自身とても嬉しかったです。

高齢になると、
筋力は驚くほど早く低下します。

特に動かない期間が続くと、
2週間でも別人のように動けなくなることがあります。

だからこそ、
“まだ歩けるうち”の行動がとても大切です。

今回のケースも、
娘さんが早い段階で変化に気づき、
相談してくださったことが大きかったと思います。

もし数ヶ月後だったら…。

船に乗ることも、
旅行へ行くことも、
もっと難しくなっていたかもしれません。

趣味を諦める前に

高齢の方にとって、
「歩く」は単なる移動ではありません。

・旅行へ行く
・友人に会う
・買い物へ行く
・趣味を楽しむ

人生そのものにつながっています。

だから私は、
単に筋肉を鍛えるだけではなく、

「また〇〇したい」

という気持ちを大切にしています。

もし最近、

・転びやすくなった
・杖を使い始めた
・外出が減った
・趣味を諦め始めている

そんな変化があれば、
早めに身体と向き合うことをおすすめします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

千葉県習志野市津田沼のJR津田沼駅徒歩10分以内の場所で、

高齢者専門 個別ジム グラシア パーソナルトレーナー

青木